慢性腰痛の上に、アルバイト中にぎっくり腰になりました。元々、背中のハリが強く上向きで寝れず横向きで寝ていることが当たり前の状態になっていました。
原因は、左肩の四十肩になっており、左半分の脊椎が右回旋右側屈気味に伸ばされて、左半身が張がきつくなっておりました。左の腰部は張りすぎて、横から触るだけでも激痛でした。では、反対側はというと、逆に縮こまって固まっておりました。縮こまっている側を下にして寝ると、四十肩の夜間痛もなく、そして体が捩れた方向になるので、眠りやすい状況になっておりました。歪みが助長される状態です。左半分の筋肉が伸びきって収縮が困難な状態で、左腕に負担が来るような持ち方をしていたために、左半分の特に腰が悲鳴をあげたということになります。つまり原因は、左肩の慢性四十肩に在りました。
治療方法は、左肩の四十肩の痛みが軽減するように、可動域を広げる施術から始めました。加えて、背骨の歪みを正して、背中の筋肉が張らない状態を作っていきましたところ、腰部の施術はほとんどというか全くしていない状態なのに、ぎっくり腰は改善しました。
四十肩治療で、背中のハリやぎっくり腰、慢性腰痛は解消されて、上向きに自然に眠れるようになりました。
→人は元気な人ほど上向きに眠れます。良く昔の言葉、表現に「大の字に寝る」とありますが、健康な人がそうなんです!
彼女の場合は、腰痛の原因が四十肩にあったことが治療中に実感できたようです。つまり今いたいところばかりに目が行きがちですが、そうではないんですね。体全体のバランスが良いことが重要なんです。痛い所ばかり追って行って結局治っていかないという保険内西洋医学ばかり体験していくとこういったケ-スに陥りやすいと思うんです。
身体をキチンと直すためには、身体全体のバランスを回復させることが何よりも重要です。これが根本施術ということになります。部分ではなく全体を直すということです。