現場で50kg以上の玉石を運搬することを繰り返したことにより、肩の関節が前方へ歪み、そのため周囲の筋肉の緊張と疲労で肩関節周囲の炎症が発生しました。肩関節が前方へ歪むということは、つまり言えば巻き肩になったということです。巻き肩になると背中が張るので痛みやだるさもでますし、肩自体の筋肉の走行がずれるので、腕を上げる筋肉の力が発揮できなく、肩が挙がらないのは当たり前で、無理して使用している筋肉が疲労炎症してしまいます。
どうやって、改善するのか?といいますと、前腕と上腕部に溜まってしまったリンパをまず排出します。そのことにより、肘関節の動きが回復します。そのあとに、実際は脱臼はしていませんが、亜脱臼なので前方脱臼の整復法と同じ操作を行い、肩の関節を元の位置に戻します。元の位置に戻すと肩の関節の巻き肩は治ります。巻き肩が治ると、筋肉が通常通りの動きになりますので、筋疲労を起こしにくくなることと、炎症も治まってきます。