長時間デスクワ-クして腰痛になることと、長時間の立ち仕事で腰痛になること
どちらも、腰部の椎骨の歪み方および骨盤の歪み方、つまりその歪む方向が一緒ということです。
さらに言えば、
これらの腰痛が長引くと椎間板ヘルニアに移行する。椎間板ヘルニアの歪み方もまたまた同じということです。
ここで、純粋な座骨神経痛や大腿神経痛は、腰椎のカテゴリ-からは外れることになります。
なぜなら、腰痛ではないかもしれないからです。確かに腰椎から出ている神経がその痛みがある場所で潰されていますが。
その神経が、お尻のどこかで、または膝裏のどこかで絞扼しているだけですから。
腰痛プラス神経痛(≒椎間板ヘルニア)ならば、腰も痛いし脚も痛いし痺れがある。そして、足首の力が入らない、入りにくい。
椎間板について、
真ん中のピンク色が髄核(ずいかく)でゼリ-状。その周り輪っかの重なり、木の年輪みたいなのが繊維倫(せんいりん)といわれコラ-ゲンで出来ていてチョット硬くできています。
例えていうなら、バ-ムク-ヘンの真ん中にゼリ-が入っているお菓子を想像ください!
背骨は、上7個が頸椎、その下12個が胸椎、下の5個が腰椎です。
下5個の腰椎は、前側へ湾曲している状態で、椎間板が平行(均等に圧がかかる状態)です。これは正常です。
上記の前かがみのお兄さんのマンガを参考にしてください。
前かがみの背骨は左記のマンガのようになります。
この前かがみの姿勢の時に、椎間板の前側は潰されます。
このときは、上記マンガの髄核は、後ろ側へ移動します。
髄核が後ろへ移動したまま、ここで急に立ち上がると、後方へ移動した髄核が上下の椎骨に挟まれます。
髄核は、繊維輪より強度が弱いので、髄核の部分が潰れます。
(初めのうちは、髄核は繊維倫の中にあります。パキッと音がするなど繊維倫後部が割れて中の髄核が出てくるものを椎間板ヘルニア)
椎骨の後部に椎間関節というものがあります。それが背骨の後屈時にストッパ-になっています。そのストッパ-となっていた椎間関節が深く食い込むか、亜脱臼します。
すると、それ以上関節がズレないように、周辺筋肉が過緊張し硬くなります。
お兄さんが書いてあるマンガを参考にします。皮膚の下の骨格は、背骨は前かがみ(前下方に滑る)、骨盤は後屈ということになります。
背骨は前下方すべりで、骨盤後屈になるから→腰痛、ぎっくり腰、すべり症、脊柱管狭窄症、椎間板ヘルニアになります!
腰痛の全ての発生メカニズムはこれだけです。
だから、改善方法は、背骨を後上方へ押し上げ、骨盤を立てる。です。!