20年来といいますと、10代後半から続いた首痛、頭痛、背部痛です。
なぜ、そのような痛みが出たかといいますと、
彼女は、工場でライン作業の仕事をしておりまして、クレ-ンで500キログラムの荷を吊り下げて、それをロ-プのようなもので引っ掛けて引っ張り、所定の場所へ移動して降ろすという作業を20年されてきました。初めのうちは多少の筋肉痛を我慢して作業をしていたようですが、作業を繰り返すことにより、少しづつ身体の動かし方に癖がでてくることにより、偏った動きになり、同じ骨や同じ筋肉に負担が少しづつ蓄積されて、20年かけて捻挫を繰り返し、現在の状態、限界に達したようです。これは、つまり蓄積された使い痛みというものです。
一方、蓄積された捻挫を亜急性捻挫ということにして保険で施術する違法な整骨院接骨院は後を絶ちませんがこういったケ-スは保険適用外。
しかも仕事上が原因となるので、健康保険適用は論外、でも健康保険内で処置をする整骨院接骨院は後を絶ちません。事実、当院へ来るまでは他の整骨院接骨院に行っていました。
では、労災保険で対応できるかというと、これもまた長年の蓄積になるので労災も適用外となりますので、無理でした。
健康保険適用とは、国民全員が受けることができる平等に与えられた処置です。つまりそこへ質の差があってはいけないので最低限の処置ということになります。これでは治るわけがなかったし、どんどん悪化し今に至ったわけです。これではいけないと思い、本人の意志で自由診療で始めることになりました。それで、約1年、お仕事を休まず、併用して通院しました。大分長い期間をかけて、完治しました。今では、仕事を続けながらでも悪化せず良い状態を維持しながら仕事をしているようです。
※あと一つ、約一年改善までにかかってしまった原因で一番大きかったのは?
彼女がよかれと思って私に申告していなかったものがありました。
実は、電気屋さんに売っているマッサ-ジチェアが、姿勢が安定できなかった原因だったのです。
どうしてか?は
ここでは言いませんが、物理的には姿勢が悪化するということは覚えていてください。
案外、マッサ-ジチェアを止めた途端その、首や腰や背中の不調が改善されるかもしれません!!
・首や背骨、股関節、膝、足首の歪みをトータル的に改善
・作業の姿勢の指導
・作業の力の入れ方の指導
・作業後の自らできるメンテナンスの仕方の指導
などを
徹底的にした結果、本人があきらめずに指導を守った結果です。